キッコーマン、米国第3工場をウィスコンシン州ジェファーソンに建設

■10年間で約800億円投資、2026年秋稼働予定

 キッコーマン<2801>(東証プライム)は4月24日、米国の製造会社キッコーマン・フーズ社(KFI)の新工場をウィスコンシン州ジェファーソンに建設すると発表。新工場は、1973年に出荷を開始した現ウィスコンシン工場(ウォルワース)、1998年に出荷を開始したカリフォルニア工場(フォルサム)に次いで米国内3ヵ所目、キッコーマングループ海外9ヵ所目のしょうゆ生産拠点となる。

 新工場の敷地面積は約40万5000平方メートル、延床面積は約2万2300平方メートルで、投資額は10年間で約56000万ドル(約800億円)を予定している。建設は2024年4月に開始し、2026年秋に稼働開始予定。生産品目はしょうゆおよびしょうゆ関連調味料等。

 キッコーマンは、今回の新工場建設により、北米市場におけるしょうゆの需要拡大に対応するとともに、生産能力の増強と品質向上を図ることを目的としている。また、地域社会との連携を深め、持続可能な社会の実現に貢献していくことも目指している。

【キッコーマンのグローバル展開】

 キッコーマンは、1961年に米国に現地法人を設立し、海外市場への本格的な進出を開始した。現在では、北米、欧州、アジア、オセアニアなど世界約80カ国・地域で事業を展開している。今回の新工場建設は、キッコーマンのグローバル展開をさらに加速させるものとなる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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