野村不動産HDが出直りを強めて始まる、3月決算好調で今期も実質的好調持続の見方

■売上高は12.2%増加し今期も7.5%増を見込む

 野村不動産HD(野村不動産ホールディングス)<3231>(東証プライム)は4月26日、出直りを強めて始まり、取引開始後は5%高の4350円(222円高)まで上げ、約1か月前につけた2007年以来の高値4222円に向けて上値を指向している。25日の15時に発表した2024年3月期の連結決算で売上高が前期比12.2%増加し、営業利益は同12.6%増加。不動産市況の値上がりを業績に取り込んだ好調ぶりが再確認され、買い先行となっている。

 今期・25年3月期の連結業績見通しは、売上高を7.5%増とし、利益面では営業利益を1.7%の増加、純利益を2.7%の増加とするなど微増予想としたが、従前の事業利益の定義に「海外部門におけるプロジェクト会社の持分売却損益」を追加するとしたため、実質的には好調持続と見られている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る