日本郵船が後場一段高、商船三井の大幅上振れ決算を受け郵船にも連想強まる

■3月決算の発表は5月8日を予定、今日30日は消却を実施

 日本郵船<9101>(東証プライム)は4月30日の後場一段と出直りを強め、6%高の4464円(259円高)まで上げて約1か月半ぶりに4400円台を回復している。商船三井<9104>(東証プライム)が昼12時に3月決算を発表し、従来予想を個別業績ベースで大幅に上振れたため郵船の決算にも期待が強まったとみられている。3月決算の発表は5月8日を予定。また、普通株式4916万5294株(消却前の発行済株式総数の9.64%)の消却を2024年4月30日(予定)に行うと発表済みで、株式価値の向上に期待がある。

 商船三井<9104>(東証プライム)が30日の昼12時に合評した2024年3月期の決算は、個別業績ベースで23年10月に開始した従来予想を大幅に上振れる着地となり、営業利益は33.7%、純利益は25.4%上振れた。連結ベースの決算は営業利益が前期比5.1%減だったが、今期・25年3月期は47.4%増の予想とした。商船三井株価も後場一段と強含み5%高となっている。川崎汽船<9107>(東証プライム)も一段と強含んでいる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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