東洋合成は7日ぶりに反発、国際学会で下旬に『UVナノインプリント用樹脂』発表、注目集まる

■ナノ単位のパターンを基板に転写できる微細加工技術

 東洋合成工業<4970>(東証スタンダード)は1月19日、時間とともに上げ幅を広げる相場となり、午前10時過ぎに9%高の8030円(640円高)まで上げて7日ぶりに反発している。半導体や有機ELディスプレイなどの製造に不可決なフォトレジスト用感光性材料で世界シェアトップ企業と位置づけられ、18日付で、『UVナノインプリント用樹脂』の研究開発に関する発表を米国で1月29日から31日に開催される最先端の光学・フォトニクスの国際学会SPIE(The International Society for Optical Engineering)AR|VR|MRにて行うと開示し、注目が集まっている。

 ナノインプリント技術は、樹脂をモールドと基板で挟み込み、ナノ単位のパターンを基板に転写できる微細加工技術。メタバースの普及を背景に市場拡大が期待されており、ARグラス市場に留まることなく、この技術を用いた用途開発への可能性が広がっているという。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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