曙ブレーキが急伸、事業再生計画の終了を発表し注目強まる

■24年3月期には営業利益32億円まで回復、さらに合理化を計画

 曙ブレーキ工業<7238>(東証プライム)は6月17日、急反発となり、取引開始後は25%高の157円(31円高)まで上げ、急激な出直りとなっている。前取引日の午後に支援後債権の完済、事業再生計画期間終了を発表し、2024年6月28日をもって事業再生計画期間が終了すると宣言、好感買いが集中している。

 同社は2019年9月に産業競争力強化法に基づく事業再生ADR手続の成立などを発表し、再建に取り組んできた。24年3月期には市況高騰による影響について販売価格への転嫁を進めたことや生産性改善などの合理化の効果により営業利益は32億円まで回復した。また、23年10月には米国子会社1工場の生産終了・閉鎖(閉鎖時期:25年12月予定)を決議しており、今後の更なる収益体質改善、並びに好採算事業強化などに取り組むとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る