【株式市場】日経平均は1285円安、円相場が急伸のまま高どまりし今年最大の下げ幅で7日続落

◆日経平均は3万7869円51銭(1285円34銭安)、TOPIXは2709.86ポイント(83.26ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は増加し21億1519万株

 7月25日(木)後場の東京株式市場は、円相場が1ドル182円台に乗ったままのため見送り気分が強く、トヨタ<7203>(東証プライム)や日立<6501>(東証プライム)は13時前に持ち直したが再びジリ安。ソニーG<6758>(東証プライム)やファナック<6954>(東証プライム)は大引けまでなだらかに沈降する相場になった。半面、株式5分割のオービック<4684>(東証プライム)は一段と上げてもみ合い、山崎パン<2212>(東証プライム)も水準を一段上げてもみ合った。日経平均は前引けより170円ほど安い1159円安で始まったあと小戻したが、再びジリ安となり、大引け間際に1329円27銭安(3万7825円58銭)まで下押し、大引けも大幅安のまま7日続落となった。

 大引けの日経平均3万8000円割れは今年4月26日以来。1285円安は今年最大の下げ幅となり、2016年6月24日の1286円安以来、約8年ぶりの下げ幅と伝えられた。

 後場は、学研HD<9470>(東証プライム)が一段と上げてもみあい「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」の構成銘柄に初めて選定されたとの発表を好感。石原ケミカル<4462>(東証プライム)が14時過ぎに発表した四半期決算を受けて急伸。キャンドゥ<2698>(東証スタンダード)も一段と上げ円高を好感。湖池屋<2226>(東証スタンダード)は今日からECで先行発売の新商品に注文殺到とかで一段高。シーユーシー<9158>(東証グロース)は四半期決算の大幅増益などで一時ストップ高。アンジェス<4563>(東証グロース)、ソレイジア・ファーマ<4597>(東証グロース)は株価2ケタのバイオ株で全体相場が手詰まりの中「困ったときのバイオ株」に乗る様子。

 東証プライム市場の出来高概算は増勢となり21億1519万株(前引けは10億4427万株)、売買代金は5兆1999億円(同2兆5029億円)。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は277(前引けは449)銘柄、値下がり銘柄数は1326(同1145)銘柄。

 東証33業種別指数は3業種(前引けは8業種)の値上がりにとどまり、空運、陸運、水産農林、が値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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