【株式市場】前場の日経平均は2957円高、大幅な円安など受け買い直され一時3453円高

◆日経平均は3万4416円32銭(2957円90銭高)、TOPIXは2434.21ポイント(207.06ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は高水準が続き17億6850万株、

 8月6日(火)前場の東京株式市場は、円相場が2円近く大幅な円安に転じて始まったことやシカゴ、大阪の夜間取引で日経平均先物が大幅に反発したことなどを受け、全面高の反発相場となった。戸田建<1860>(東証プライム)、キッコマン<2801>(東証プライム)、キーエンス<6861>(東証プライム)、三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)、東急不HD<3289>(東証プライム)などはストップ高まで買われ、大幅増配の郵船<9101>(東証プライム)も大幅反発。日経平均は618円高で始まり、午前10時過ぎに一時3453円38銭高(3万4911円80銭)まで上げた。前引けの上げ幅2957円は、終値ベースの上げ幅で歴代1位の2676円(1990年10月2日)を更新した。

 三井不動産<8801>(東証プライム)も前日の下げを回復してお釣りのくる大幅反発となり、2日に発表した四半期決算を改めて買う様子。11時に四半期決算を発表したユニチカ<3103>(東証プライム)は一段と反発幅を広げ急伸。長谷川香料<4958>(東証プライム)は5日発表の四半期決算など好感されストップ高。メディアリンクス<6659>(東証スタンダード)は9日ぶりに値上がり。ベガコーポ<3542>(東証グロース)も7月末発表の四半期決算など再評価と急反発。

 東証プライム市場の出来高概算は高水準が続き17億6850万株、売買代金は3兆8435億円。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は1581銘柄、値下がり銘柄数は41銘柄。

 東証33業種別指数は全33業種が値上がりし、海運、その他金融、保険、輸送用機器、ゴム製品、精密機器、電気機器、その他製品、建設、不動産、鉱業、などとなっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る