【株式市場】引き続き円高への警戒感が強く日経平均は終盤戻すが6日続落

株式

◆日経平均の終値は1万6106円72銭(40円66銭安)、TOPIXは1298.32ポイント(1.64ポイント安)、出来高概算(東証1部)は21億4094万株

チャート14 6日後場の東京株式市場は、引き続き円高への警戒感が強く、日本時間の今夜発表の米4月雇用統計などを控えて主力株は重い印象が拭えなかった。ただ、朝方を除いて軟調だったトヨタ自動車<7203>(東1)が13時頃から再び堅調に転換。日経平均は前場の安値1万5989円35銭(158円03銭安)は割らずに推移し、6日続落だが大引けにかけてはけっこう持ち直した。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は高い。

 前売買日に好決算を発表した伊藤忠テクノソリューションズ<4739>(東1)島精機製作所<6222>(東1)が後場一段高となり、TASAKI<7968>(東1)は4月締めの四半期業績に期待があるようで大幅反発。マミヤ・オーピー<7991>(東2)は農機の自動化技術などが言われて急反発。GMOリサーチ<3695>(東マ)は四半期決算などが好感されて2日連続ストップ高。日本ライフライン<6222>(JQS)は3月決算や今期見通しが好感されて急伸。

 東証1部の出来高概算は21億4094万株(前引けは10億934万株)、売買代金は2兆2385億円(同1兆1101億円)。1部上場1950銘柄のうち、値上がり銘柄数は993(同667)銘柄、値下がり銘柄数は843(同1129)銘柄。

 また、東証33業種別指数は10業種が値上がりし、値上がり業種は、空運、輸送用機器、水産・農林、陸運、ゴム製品、小売り、食料品となった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る