【株式市場】前場の日経平均は15円安、朝方の379円安から回復、円高など受け個別物色

◆日経平均は3万8047円17銭(15円50銭安)、TOPIXは2677.23ポイント(1.37ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は7億7379万株

 8月19日(月)前場の東京株式市場は、NYダウの前週末4日続伸、為替の円高などを受けて方向感の定まらない展開になり、ホンダ<7267>(東証プライム)は高いがトヨタ<7203>(東証プライム)は軟調、三菱商<8058>(東証プライム)は高いが三井物<8031>(東証プライム)は軟調など、同業種でも値動きの異なるケースがみられた。半導体株も東京エレク<8035>(東証プライム)は軟調。一方で日本製鉄<5401>(東証プライム)などの鉄鋼株や日本郵船<9101>(東証プライム)などの海運株は米国景気への期待やコンテナ運賃市況の回復などを受けて堅調。みずほFG<8411>(東証プライム)などの軍港・保険株もしっかり。日経平均は朝寄り直後に379円04銭安(3万7683円63銭)まで下げたが、これを下値に次第に持ち直した。

 ペプチドリーム<4587>(東証プライム)が2日続けて大きく出直り大手証券による目標株価の引き上げなど連日好感。富士製薬<4554>(東証プライム)は政府の後発薬増産方針など追い風とされ出直り拡大。ぷらっとホーム<6836>(東証スタンダード)は収益改善など連日材料視され4日連続高値を更新。プレシジョン・システムS<7707>(東証グロース)も収益改善などで2日連続大幅に上げて出直り拡大。ダブルエー<7683>(東証グロース)は8月末の株式2分割と優待拡大で出直り急激。

 東証プライム市場の出来高概算は7億7379万株、売買代金は1兆8493億円。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は773銘柄、値下がり銘柄数は818銘柄。

 東証33業種別指数は17業種が値上がりし、海運、情報通信、鉄鋼、銀行、精密機器、非鉄金属、陸運、証券商品先物、保険、ガラス土石、不動産、電力ガス、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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