三菱重工は反落模様だが日経平均より強い、石破氏の防衛政策に期待の様子

■防衛力強化につながるとの見方、中東情勢も支援要因に

 三菱重工業<7011>(東証プライム)は9月30日、反落模様だが、午前11時にかけては2.5%安の2139.5円(54.4円安)前後で売買され、日経平均の4.3%安(1688円69銭安の3万8140円87銭)に比べると強い相場になっている。防衛関連株の代表格で、自民党の新総裁に就任した石破茂氏は「アジア版NATO」など独自の防衛構想を持っているとされ、先行きへの期待が強いようだ。

 石破氏の自民党総裁就任後、防衛関連政策については、「アジア版NATO」構想や「日米安保条約改定を提起、米シンクタンクに寄稿」(日経電子版9月29日)などと伝えられた。防衛力の強化につながる政策と受け止められている。また、イスラエルが武装勢力ヒズボラ攻撃を継続する姿勢を示し、隣国レバノンでの地上戦に踏み切る可能性が言われるなど、中東情勢が不安定なことも防衛関連株への注目を強める要因になっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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