新しい光伝送技術で高速大容量通信が実現へ:NTTとNECが共同開発

■波長変換技術の革新が、IOWNの適用範囲を拡大

 NTT(日本電信電話)<9432>(東証プライム)とNEC(日本電気)<6701>(東証プライム)は11月12日、IOWN構想の中核技術であるオールフォトニクス・ネットワーク(APN)の適用エリア拡大に向け、波長アダプタ機能を搭載した光ノードシステムを開発したと発表。この技術により、光パスの波長を複数回変換しながら長距離伝送が可能となり、日本全国規模でのAPNサービス提供への道が開かれた。

 開発された技術は、NTTが研究を進める光ノードシステム「Photonic Exchange」とNECが開発した光-電気アナログ-光(OAO)型波長変換技術を組み合わせたものである。実験では、4回の波長変換を行っても3,000km以上の伝送性能を維持できることを確認。さらに、従来方式と比較して消費電力を約90%、遅延量を約99%削減することに成功した。

 同技術の実現により、工場のデジタルトランスフォーメーション(DX)やインタラクティブなライブ映像配信サービス、遠隔手術などの高度なサービスを、より広範囲で提供することが可能となる。両社は今後、Photonic Exchangeを活用したユースケース実証を進めるとともに、IOWN Global Forumを通じてAPNの普及展開を推進していく方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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