カイオム・バイオサイエンスが急騰、エーザイと抗体創製技術で共同研究契約を締結

■最短10日で抗体作製、治療薬・診断薬開発に新たな可能性

 カイオム・バイオサイエンス<4583>(東証グロース)は12月12日、41円高(20.40%高)の242円(12時30分)まで上げて急騰している。同社は12月11日、エーザイ<4523>(東証プライム)と共同研究契約を締結したと発表。この協業は、カイオムの独自技術「ADLibシステム」を活用し、高親和性抗体の作製に取り組むものである。ADLibシステムは、ニワトリDT40細胞を活用した抗体遺伝子組換え技術として知られ、抗体作製プロセスを最短10日間で実現可能とする革新技術である。

 今回の取り組みは、医療分野における抗体エンジニアリング技術のさらなる進歩を目指しており、製薬業界からも高い注目を集めている。両社は、それぞれの強みを融合し、高機能抗体の開発を通じて医療への貢献を目指していく。また、同研究はカイオムにとって、抗体作製技術の向上やサービス力強化の重要なステップとなる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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