シャープ、AIとテレビ活用の「介護向けAIトレーナー」開発

■機能訓練計画を自動作成する介護向けAIソリューションを開発

 シャープ<6753>(東証プライム)は3月19日、AIとテレビを活用した「介護向けAIトレーナー」の開発を発表した。介護施設における高齢者の機能訓練に関わる一連の業務を支援するもので、利用者の自立支援や身体機能の維持・向上を後押ししつつ、現場スタッフの負担軽減につなげる狙いだ。介護施設での実証を重ね、早期の実用化を目指す。

 同ソリューションは、テレビに専用アプリを設定し、ウェブカメラを接続して使用する。テレビ上のAIキャラクターとの対話や、起立・歩行などの動作を通じて、AIが回答内容や身体の動き、姿勢を分析し、アセスメントを実施。その結果を基に、機能訓練の内容や頻度、時間を含む計画を自動で作成する。訓練時は理学療法士監修の運動やゲームに取り組め、記録、評価、進捗に応じた計画見直しも自動化する。

 厚生労働省の科学的介護情報システム「LIFE」に対応し、個別機能訓練加算の申請に必要な書類作成も支援する。背景には、介護現場での人手不足と、機能訓練の効率化と質の両立という課題がある。シャープは2023年開発の「AIヘルスケアトレーナー」を基盤に、2025年夏から介護領域での応用を検討し、2026年2月には神奈川県海老名市の「プライムガーデン海老名」で実証を実施した。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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