【株式市場】日経平均は98円高、3日ぶりに反発、後場は円高の一服など受け全般堅調

◆日経平均は3万8776円94銭(98円90銭高)、TOPIXは2736.53ポイント(1.93ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は19億4682万株

 2月21日(金)後場の東京株式市場は、朝方一時1ドル149円台に入った円高が日銀総裁の衆議院予算委での発言などを受けて急速に巻き戻され、ホンダ<7267>(東証プライム)などがジリジリ反発幅を広げて推移。日経平均はしばらく前日終値をはさんで小動きだったが、13時頃からジリ高傾向となり、大引けも堅調で3日ぶりに反発した。米半導体株指数の6日続伸など受けレーザーテック<6920>(東証プライム)が一段ジリ高。日産自<7201>(東証プライム)は米テスラの支援観測報道を受け14時過ぎから急伸した。円安の修正を受けて日本航空<9201>(東証プライム)などもしっかり。

 後場は、良品計画<7453>(東証プライム)が一段ジリ高となり、ひと頃までの一方的な円安が水準訂正の動きになってきたことなど材料視。オルトプラス<3672>(東証スタンダード)も一段と上げニンテンドースイッチ向け拡大期待などで出直り継続。ジェネレーションパス<3195>(東証グロース)は一段と上げてストップ高となり中国子会社が特許取得との過日発表を連日好感。ユカリア<286A>(東証グロース)は今期も大幅増益の12月決算が連日好感され2日続けて上場来の高値。

 21日新規上となったのブッキングリゾート<324A>(東証グロース)は午前9時42分に1550円(公開価格1240円の25%高)で初値をつけ、一段と上げて午前11時前にストップ高の1950円(初値から400円高)は公開価格の57%高まで急伸し、後場は大引けまでストップ高買い気配を続けた。(HC)

 東証プライム市場の出来高概算は19億4682万株(前引けは8億6006万株)、売買代金は4兆3160億円(同2兆354億円)。プライム上場1640銘柄のうち、値上がり銘柄数は556(前引けは516)銘柄、値下がり銘柄数は1031(同1075)銘柄。

 東証33業種別指数は19業種(前引けも19業種)が値上がりし、値上がり率上位は、医薬品、ゴム製品、保険、空運、卸売り、鉱業、化学、繊維製品、輸送用機器、石油石炭、ガラス土石、電気機器、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る