【株式市場】前場の日経平均は283円安、日銀を気にするが朝方の416円安からジリジリ持ち直す

◆日経平均は3万2287円46銭(283円57銭安)、TOPIXは2363.88ポイント(19.53ポイント安)、出来高概算(東証プライム)はややダウンし7億4190万株

 9月22日(金)前場の東京株式市場は、NYダウ370ドル安に加え、前引け頃に日銀の金融政策決定会合の結果が伝えられる可能性があるため様子見相場となり、東証33業種別指数で値上がりした指数は空運、精密機器の2業種にとどまった。中で、ホンダ<7267>(東証プライム)は9月30日を基準日とする株式3分割への期待などあり朝方を安値に回復傾向。三井住友FG<8316>(東証プライム)などの銀行株も日銀への期待があるとされ朝安の後は持ち直した。日経平均は取引開始後に416円50銭安(3万2154円53銭)まで下押したが、その後は持ち直し傾向となり、前引けは下げ幅300円未満にとどまった。

 日本テレビHD<9404>(東証プライム)はスタジオジブリへの出資が好感され買い気配の後ストップ高で始まり売買交錯。ネクシィーズグループ<4346>(東証プライム)は9月決算予想の増額修正など好感され急反発。アースインフィニティ<7692>(東証スタンダード)は「ブックオフ」との提携効果への期待や地震感知システム内臓の電子ブレーカーへの期待など言われ出直り拡大。グラッドキューブ<9561>(東証グロース)はAI開発関連事業の譲受が連日好感され一段高。

 新規上場のファーストアカウンティング<5588>(東証グロース)は会計分野に特化したAIソリューション事業(経理AI事業)を提供し、前場は買い気配のまま値が付かず、前引けは2331円(公開価格1320円の77%高)で買い気配。

 東証プライム市場の出来高概算はここ数日の8億株台からダウンし7億4190万株、売買代金は1兆7922億円。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は580銘柄、値下がり銘柄数は1190銘柄。

 東証33業種別指数は空運、精密機器、の2業種の値上がりにとどまった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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