【株式市場】前場の日経平均は430円安、NYダウ大幅安の割に下値堅い様子

◆日経平均は3万8345円99銭(430円95銭安)、TOPIXは2727.59ポイント(8.94ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は9億7310万株

 2月25日(火)前場の東京株式市場は、NYダウの前週末748ドル安などで日経平均先物が先行安し、日経平均は417円安で始まった後645円15銭安(3万8131円79銭)まで下押した。ただ、その後は円相場が徐々に円安傾向となったことなどで次第に持ち直し430円安で前引けとなった。値上がり率上位に三菱商事<8058>(東証プライム)や丸紅<8002>(東証プライム)など大手商社株が名を連ね、米投資会社のバフェット氏が日本の5大商社への投資拡大に意欲、と伝えられ活況高。自動車株はホンダ<7267>(東証プライム)が上げ台湾の鴻海精密の接近法幢など材料視。商船三井<9104>(東証プライム)などの海運株もしっかり。
 
 中外製薬<4519>(東証プライム)が戻り高値に進み証券会社による目標株価の引き上げや日経平均の大幅安を受けたディフェンシブ株買いなどで4カ月前につけた上場来高値に接近。SGホールディングス<9143>(東証プライム)は不在持ち戻りとなった佐川急便荷物の郵便局受け取りの全国拡大や名糖運輸など連結子会社2社の統合再編効果への期待などで出直り拡大。スタンダード市場では値上がり率上位5銘柄中4銘柄が株価2ケタとなり、投入資金を抑えた低リスク投資の様子でアゴーラホスピタリティーG<9704>(東証スタンダード)は前期の黒字化と今期の黒字拡大予想など材料視。ブルーイノベーション<5597>(東証グロース)は水道管にかかわる事件の続出を受けドローン調査など注目され戻り高値を更新。

 東証プライム市場の出来高概算は9億7310万株、売買代金は2兆4547億円。プライム上場1640銘柄のうち、値上がり銘柄数は734銘柄、値下がり銘柄数は843銘柄。

 東証33業種別指数は16業種が値上がりし、卸売り、医薬品、海運、その他金融、陸運、不動産、電力ガス、ゴム製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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