山一電機は大きく出直る、自社株買い、前回の繰り上げ終了に続く新たな実施に期待強まる

■前回は2月から7月までの予定を3月中旬に完了、上限まで取得

 山一電機<6941>(東証プライム)は3月24日、大きく出直る相場となり、取引開始後に10%高の2325円(218円高)まで上げ、約7週間ぶりに2300円台を回復している。前取引日・21日の夕刻に発行済株式総数(自己株式を除く)の6%超に相当する125万株を上限とする自己株式の取得(自社株買い)を発表。前回実施した自社株買いの繰り上げ終了を3月13日に発表したばかりのため、矢継ぎ早の自社株買いになった。前回は上限いっぱい取得したため、今回についても注目度は高いようだ。

 21日に発表した自社株買いは、上限株数125万株(自己株式を除く発行済株式総数に対する割合:6.36%)、取得総額25億円(上限)、取得期間は25年3月24日から同年5月31日までの予定。前回実施した自社株買いは、25年2月6日から同年7月31日までの予定で行い、3月12日時点で上限株数いっぱいの45万株を取得したため終了すると13日に発表した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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