TACが急騰し年初来高値を更新、積極的な事業展開で収益回復に期待感

■24年3月期2桁営業増益予想

 TAC<4319>(東証スタンダード)は28日、32円高(15.84%高)の234円(13時14分)まで上げて急騰して年初来高値を更新している。同社は、「資格の学校」運営を主力として、出版事業や人材事業も展開している。中期成長に向けて、主力の教育事業では事業環境変化に対応した新サービスの提供、出版事業では新規領域への展開、人材事業では医療事務関連の子会社を統合してサービス向上と業務効率性向上を推進している。

 24年3月期は2桁営業増益予想としている。受講生ニーズに合ったサービス導入やコンテンツ開発による個人教育事業の早期回復、新たな事業領域への挑戦、株価資産倍率(PBR)改善施策などに取り組む方針だ。第1四半期は学生を主な受講生層とする講座への申し込みが低調となり、出版事業における巣ごもり需要反動減も影響して減収減益だったが、積極的な事業展開により通期ベースで収益回復を期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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