住友ファーマが後場一段と出直り強める、「既存借入金のリファイナンス」を好感

■24年3月期決算で発生した財務制限条項抵触を解消

 住友ファーマ<4506>(東証プライム)は3月26日の後場、一段と強い値動きとなり、後場寄り後に746円(19円高)まで上げて出直りを強めている。午前11時30分、「シンジケートローンによる既存借入金のリファイナンス」について発表し、「2024年3月期決算で発生した財務制限条項抵触を解消する」などとし、好感されている。

 発表によると、バイオ医薬品企業マイオバント社の完全子会社化に伴うブリッジローン及び2019年12月に実施したロイバント社との戦略的提携に伴う既存借入金等の一部の借入契約総額3310億円について、ロイバント社株式売却資金980億円にて返済した上で、新たにシンジケートローン契約を締結した。このリファイナンスを実施することにより、2024年3月期決算で発生した財務制限条項抵触を解消するとともに、財務の安定化を図る。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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