【株式市場】日経平均は501円安となり6日ぶり反落、3日ぶりに4万円を割り込む

◆日経平均は3万9986円33銭(501円06銭安)、TOPIXは2832.07ポイント(20.77ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は18億5133万株

 7月1日(火)後場の東京株式市場は、前場の円高傾向が鈍化したものの、日米関税交渉に進展がないとされた上、米国によるイラン再攻撃の可能性も言われ、個別物色となった。井関農機<6310>(東証プライム)が一段ジリ高となり100周年記念キャンペーン第3弾の発表を受け記念配当を連想する買いもあった様子。千葉興銀<8337>(東証プライム)は13時前から急伸し千葉銀<8331>(東証プライム)との経営統合観測報道を受けストップ高。京葉銀行<8544>(東証プライム)も次第高。日経平均は380円安の4万110円どころを上値にもみあい、15時頃からジリ安となり、終値で3日ぶりに4万円を割り込み6日ぶりの下げとなった。

 後場は、東洋エンジ<6330>(東証プライム)が一段と上げ、南鳥島沖でのレアアース試掘報道など材料視。象印マホービン<7965>(東証プライム)は前場急伸してストップ高に達したまま大引けまで買い気配を続け、業績・配当予想の増額修正、自社株買いを好感。アイフリークモバイル<3845>(東証スタンダード)は一段高の場面を見せて大きく出直り絵本サービスの一部休止など好感。KOZO・HD<9973>(東証スタンダード)は新株予約権の大量行使が進み圧迫感が軽減とされ前場急伸したまま大幅高。ナイル<5618>(東証グロース)は前引けにかけて下げたが再び上げて3日連続ストップ高となり廃車流通サイト企業との提携など連日材料視。

 東証プライム市場の出来高概算は18億5133万株(前引けは8億2222万株)、売買代金は4兆6032億円(同2兆1711億円)。プライム上場1627銘柄のうち、値上がり銘柄数は482(前引けは412)銘柄、値下がり銘柄数は1094(同164)銘柄。

 東証33業種別指数は9業種(前引けは6業種)が値上がりし、電力ガス、その他金融、非鉄金属、ゴム製品、倉庫運輸、石油石炭、空運、建設、などが上げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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