東洋エンジニアリング、インドでメタノール合成に成功、CO2と水素から初の製品生成

■ヴィンディヤチャル火力内に設置、日産10トン規模の実証プラント

 東洋エンジニアリング<6330>(東証プライム)は7月1日、同社の子会社であるToyo Engineering India Private Limited(Toyo-India)がインドにおける回収CO2と電気分解による水素を原料としたメタノール合成実証プラントにおいて、初の製品生成(ファーストドロップ)に成功したと発表した。プラントはインド国営電力公社NTPCが運営するヴィンディヤチャル超大型火力発電所内に設置され、独自の技術「g-Methanol」を基に設計・建設された。今回の生成品は、発電所で回収されたCO2と、水を電気分解して得た水素を用いて合成された。

 このプラントは、日産10トン規模での合成を可能にしており、インドでこうした手法によりメタノールを生産するのは初の事例となる。基本設計と一部機器の調達はTOYOのインド子会社が担い、建設はJACKSON社が担当した。今回の成果は、再生可能エネルギーの活用を前提としたクリーン燃料の製造実証として、大きな意義を持つ。

 さらに、経済産業省の補助金事業に採択され、NTPCグループのNGELと共同で、アーンドラ・プラデーシュ州プディマダカにてe-メタノールの商用スケールでのバリューチェーン構築に向けた事業可能性調査も進めている。今回の実証結果は、再エネ由来の合成燃料供給網確立への前進とされ、持続可能な社会の実現に向けた取り組みの一環となる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■特殊な無線技術で高感度化、動物実験で市販測定器と高い一致  早稲田大学と山口大学の研究グループは…
  2. ■2019年以来の来日、K-POP史上最多規模の単独ツアー  21世紀のポップアイコン・BTSが、…
  3. ■開園から42年266日、2パーク合計で大台到達  オリエンタルランド<4661>(東証プライム)…
2026年2月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728  

ピックアップ記事

  1. ■高市トレード調整は好機か、配当利回り上位株で権利取り戦略  今週の当コラムは、権利付き最終売買日…
  2. ■「音楽が鳴っている限り踊る」か「笛吹けど踊らず」か、高市トレードで問われるベテラン投資家の知恵 …
  3. ■上方修正を重ねる銘柄群が相場の主役に  同コラムは今週、ダブルセット銘柄、トリプルセット銘柄、フ…
  4. ■政治安定を好感、全面高期待が再燃  超短期決戦だった衆議院議員選挙が、昨8日に投票され即日開票さ…
  5. ■総選挙後に本番、米・卵関連株など食料品銘柄に再評価期待  消費税減税をめぐる関連株の動向が、過去…
  6. ■円安・円高が日替わり、内外市場で一波乱二波乱の可能性  内外のマーケットが激動含みである。これが…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る