TAC、26年3月期1Qは大幅増益、株式の非公開化を前提にTOBを実施

 TAC<4319>(東証スタンダード)は8月6日に26年3月期第1四半期連結業績を発表した。営業コスト構造の見直しなどにより大幅増益だった。なお同社株式はMBOにより上場廃止予定となった。創業家出身の常務が代表取締役を務めるJPECが、同社株式の非公開化・上場廃止を前提にTOBを実施する。

■26年3月期1Q大幅増益

 26年3月期第1四半期の連結業績は売上高(前受金調整後の発生ベース売上高)が前年同期比7.2%増の53億83百万円、営業利益が48.7%増の4億73百万円、経常利益が53.6%増の4億58百万円、そして親会社株主帰属四半期純利益が61.1%増の3億16百万円だった。売上面は出版事業が大幅伸長し、利益面は営業コスト構造の見直しなどにより大幅増益だった。

■MBOで上場廃止予定

 なお同社株式はMBOにより上場廃止予定となった。創業家出身の常務が代表取締役を務めるJPECが、同社株式の非公開化・上場廃止を前提にTOBを実施(買付け期間25年8月7日~25年9月19日、決済開始日25年9月29日)する。同社はTOBに賛同の意見を表明するとともに、株主に対して応募を推奨する旨を決議した。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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