冨士ダイスが年初来高値を更新、業績好調で18日から自社株買いを開始、先高期待

■第1四半期は営業利益3.6倍など大幅増益となり注目再燃

 冨士ダイス<6167>(東証プライム)は8月19日、再び上値を追う相場となり、午前10時にかけて6%高の865円(49円高)まで上げ、年初来高値を約6か月ぶりに更新している。8月12日に発表した第1四半期(25年4~6月)連結決算が営業利益3.6倍となるなど大幅増益になり、8月18日からは自社株買いも開始、期待の強まる相場となっている。

 自社株買いは、40万株(自己株式を除く発行済株式総数の2.0%)、取得総額3億円を各上限として、25年8月18日から同年12月23日まで行うと12日に発表した。25年4~6月の第1四半期連結決算は、超硬製金型類の車載用電池向け金型の販売や超硬素材の販売を中心に好調に推移するなどで、売上高が前年同期比3.4%増加し、親会社株主に帰属する四半期純利益も同31.8%増加した。

 3月通期の連結業績予想は、全体に5月に開示した業績予想を継続したが、株式市場には保守的とみて注目を強める姿勢が少なくないようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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