【2025年クリスマスケーキ価格調査】価格3.9%上昇、原材料高騰が直撃

■クリスマスケーキ平均4740円に上昇

 帝国データバンクは2025年冬シーズンの「クリスマスケーキ」価格調査を発表した。全国の大手コンビニエンスストア、百貨店、スーパー、洋菓子店など100社・ブランドを対象に、5号サイズのホールケーキを比較した結果、平均価格は4740円(税抜)となり、前年から179円、率にして3.9%の値上げとなった。物価高の影響を受け、値上げ幅は前年より拡大した。

■イチゴ・鶏卵・カカオが大幅高、包装資材や配送費も重荷

 値上げ企業は100社中62社と前年から増加した。値上げ幅「200円台以下」は27社と最多だったものの減少傾向にあり、「400円台」は9社、「500円以上」は17社と高水準だった。一方、「価格据え置き・値下げ」は38社と前季からは減少したが、依然として多い水準で推移した。量販店ではイチゴの使用数削減やチョコ素材の回避、装飾の簡素化や小型化により、値上げ幅を抑制する動きが目立った。

 主要原材料では、イチゴが前年比10~30%、鶏卵が約2割、カカオは3割以上と大幅に高騰した。加えて、包装資材、電気・ガス代、人件費、配送費用なども上昇し、ケーキ価格全体を押し上げた。ショートケーキの原材料コストは2025年10月時点で1543円と前年比1.6%上昇したが、製造コスト全体では利幅の縮小が続いている。

 物価高の影響で、家族のクリスマスを「簡素化する」と答えた保護者は41.7%に上った。一方で、「特別な日に高級ケーキを楽しむ」といったメリハリ消費も見られ、需要は二極化している。消費者の値上げ疲れと高付加価値志向が交錯する中、今シーズンのクリスマスケーキ商戦の行方が注目される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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