SOMPOホールディングス、国内社員3万人にAIエージェント導入
- 2025/12/26 16:37
- IR企業情報

■2026年1月から本格導入、生産性向上と事業費率改善を狙う
SOMPOホールディングス<8630>(東証プライム)は12月26日、国内グループ会社の社員約30,000人を対象に、AIエージェントツール「SOMPO AIエージェント」を2026年1月から導入すると発表した。単一企業グループにおける国内社員への導入としては最大規模となる。グループ全体の業務効率化と生産性向上を通じ、ビジネスモデル変革を加速させる狙いだ。
同社は2016年にSOMPO Digital Labを設立して以降、DX戦略の中核として生成AIの活用を進めてきた。グループ専用の汎用型生成AIに加え、業務特化型AIの開発も進行中であり、今回のAIエージェント導入により、AIを前提とした業務プロセスの再構築を図る。文書検索や要約、議事録作成、分析支援などを通じ、国内損保事業で掲げる事業費率30%の早期達成も後押しする。
実証実験の第一弾では、Google Cloudが提供する「Gemini Enterprise」を主に採用し、全社員の活用効果や新たな働き方を検証する。管理職以上には専用研修を必須化し、AIを使いこなす人材育成も進める。今後は全社的なAIリテラシー向上と業務変革を通じ、付加価値創出と新規事業開発につなげていく方針だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)






















