【どう見るこの株】プリモグローバルHD、1Qは過去最高益の大幅増収増益、客単価上昇と海外好調で成長加速

■ブライダルジュエリー好調で1Q過去最高益、通期最高益更新へ

 プリモグローバルホールディングス<367A>(東証スタンダード)は、前日5日に58円安の2195円と急続落して引けた。中東情勢の緊迫化で日経平均株価が、2033円安、東証スタンダード市場指数も、3.4%安とそれぞれ3営業日続落したことから、今年1月16日に上場来高値2364円まで買い進まれていた同社株にも目先の利益を確定する売り物が増勢となった。ただ取引時間中につけた2149円安値からやや小戻して引けており、昨年6月24日の新規株式公開(IPO)時の公開価格2150円水準では下げ渋る動きもみせた。今年1月14日に発表した今2026年8月期第1四半期(2025年9月~11月期、1Q)業績が2ケタ増益で着地し、1Q業績として過去最高となったことを手掛かりに売られ過ぎ修正買いも交錯した。今期配当の年間120円への増配予定から配当利回りが、東証スタンダード市場の高配当利回りランキングの第11位にランクされることも意識されている。

■プラチナ価格高騰を商品価格に転嫁して客単価が上昇

 同社の今8月期1Q業績は、売り上げ76億5800万円(前年同期比17.4%増)、営業利益12億100万円(同67.7%増)、経常利益11億1200万円(同86.2%増)、純利益7億9700万円(同75.1%増)と売り上げ、利益とも2ケタの続伸となった。ブライダルジュエリー専門店を国内外に135店舗展開しており、原料のプラチナ価格の高騰に対応して商品価格を見直し客単価が上昇しており、国内事業では、売り上げ48億9900万円(同15.3%増)、セグメント利益9億2500万円(同38.8%増)、海外事業も売り上げ27億5900万円(同21.0%増)、セグメント利益2億7500万円(同46.2%増)とともに好調に推移したことが要因となった。

 今8月期通期業績は、期初予想を据え置き売り上げ300億円(前期比7.1%増)、営業利益36億5000万円(同16.1%増)、経常利益32億円(同17.1%増)、純利益21億7000万円(同21.5%増)と見込み、純利益は、連続して過去最高を更新する。国内事業は集客効果の高い商業施設内に店舗を移転し、海外事業では早期黒字化を達成した中国では1期前倒しで3店舗を新規出店し、マレーシアでも前倒しで新規出店を進めることなどが寄与する。配当は、年間120円(前期実績105円)と連続増配を予定し、中間配当を60円として初めて実施し、期末配当も60円を予定している。

■PER8倍、配当利回り5.4%と売られ過ぎを示唆し再度、上場来高値にチャレンジ

 株価は、昨年6月に公開価格2150円で新規株式公開(IPO)され資金吸収額が大きい大型案件だったことなどが響いて公開価格を下回る2013円で初値をつけ上場来安値1613円へ下ぶれたが、前期配当の増配や今期業績の続伸予想などで2200円台へ持ち直し、今期1Qの過去最高業績が続いて上場来高値追いとなり、25日移動平均線が75日移動平均線を上抜くゴールデン・クロス(GC)を示現にて上昇トレンド転換を鮮明化した。足元では米国、イスラエルによるイラン攻撃、イランの報復攻撃が激しくなる地政学リスクの高まりで高値調整場面となっているが、PERは8.8倍、配当利回りに至っては、5.46%と東証スタンダード市場の高配当利回りランキングの第11位にランクインされるなど売られ過ぎを示唆している。公開価格水準で下値を確認してリバウンドし、再度、上場来高値奪回にチャレンジにしよう。(情報提供:日本インタビュ新聞・インベストメントナビゲーター:株式投資情報編集長=浅妻昭治)

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