【どう見るこの株】中北製作所は50期ぶりの最高純益更新と連続増配を手掛かりに売られ過ぎ修正

どう見るこの株

■価は調整後、割安感からリバウンド基調へ

 中北製作所<6496>(東証スタンダード)は、今年7月9日に5月期決算を発表し、前2024年5月期業績が、今年1月の上方修正値を下ぶれ連続増収率・増益率を縮小させて着地したことを嫌って1000円超幅の調整となった。ただ続く今2025年5月期の純利益が、50期ぶりに過去最高を更新し、配当も連続増配を予定していることを見直しリバウンド狙いの買い物が再燃した。テクニカル的にも、25日移動平均線からは9.4%のマイナスかい離と売られ過ぎを示唆していることが手掛かりとなっている。

■新造船需要が増加しシェアトップの船舶用バブルが好調推移

 同社の前2024年5月期業績は、利益が今年1月の上方修正値より1億2700万円~9000万円下ぶれたが、売り上げ186億800万円(前々期比17.9%増)、営業利益12億300万円(同47.3%増)、経常利益14億7300万円(同32.8%増)、純利益10億2000万円(同26.6%増)と大幅続伸した。船舶用バルブの国内トップ企業として受注先の造船業界で新造船需要が増加し、同社の受注高が226億3700万円(同20.5%増)と伸び、うちバタフライ弁が89億8500万円(同48.8%増)、自動調節弁が81億7700万円(同2.3%増)、遠隔装置が54億7500万円(同14.9%増)と好調に推移したことなどが寄与した。

 続く2025年5月期業績は、売り上げ210億円(前期比12.8%増)、営業利益13億円(同8.1%増)、経常利益16億円(同8.6%増)、純利益17億800万円(同74.4%増)と続伸を見込んでいる。このうち純利益は、保有資産の効率化と財務体質の強化のために有価証券を売却し、9億6800万円の売却益を見込み1975年5月期の過去最高(15億1400万円)を50期ぶりに更新する。また配当は、年間100円(前期実績80円)と連続増配を予定している。

■25日線から9%超の下方かい離水準からPER7倍、PBR0.5倍の割安修正に再発進

 株価は、今年1月の前期業績の上方修正を手掛かりに上場来高値4675円まで買い進まれ、前期第3四半期決算発表時には前期業績の再上方修正がなかったとして3580円へ調整し、決算発表期待でいったん4600円とリバウンドしたものの、前期業績の下ぶれ着地が響いて3395円と1000円超幅の調整となった。ただテクニカル的にも25日線から9.4%の下方かい離と下げ過ぎを示唆し、バリュー的にもPERは7.09倍、PBRは0.50倍、配当利回りは2.79%と割り負けは歴然であり、リバウンド幅を拡大させてきた。直近調整幅の半値戻しの3895円をクリアし、上場来高値からの調整幅の半値戻しの4000円大台回復を目指そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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