オリックス、杉孝GHD保有会社をカーライルへ売却、958億円で株式譲渡
- 2026/3/5 07:22
- IR企業情報

■足場・仮設機材大手「杉孝」グループを巡る投資回収、4月中旬に株式譲渡実行予定
オリックス<8591>(東証プライム)は3月4日、連結子会社であるSGKホールディングスの全株式を、米投資会社カーライル・グループが組成する特別目的会社(SPC)に譲渡すると発表した。譲渡主体は同社の連結子会社OPI2002投資事業組合で、保有する224万9999株(議決権割合90%)を全て譲渡する。譲渡価額は958億円で、株式譲渡の実行は2026年4月中旬を予定している。
SGKホールディングスは、建設現場向け足場・仮設機材レンタル大手の杉孝を中核とする杉孝グループホールディングスの株式を保有するために設立された特別目的会社である。杉孝は石油プラントや橋梁補修など高い安全性が求められる工事向けに足場・仮設機材を提供してきた実績を持ち、建物情報を3Dモデルで管理するBIM(Building Information Modeling)を活用するなど、建設現場のデジタル化による業務効率化を進めている。オリックスは2020年の出資以降、ガバナンス強化や営業ネットワークを活用した事業支援を通じて企業価値向上に取り組んできた。
建設業界では人手不足やインフレ進行などにより事業環境が変化しており、同社はインフラ投資分野で豊富な実績と経営支援ノウハウを持つカーライルを最適なパートナーと判断し、株式譲渡を決定した。今回の取引により、2027年3月期連結決算で約623億円の売却益を計上する見込み。オリックスは長期ビジョンと新3か年計画に基づき、ROE向上を目的としたキャピタルリサイクリングを進め、成長企業への投資と事業支援を継続する方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)





















