NTTグループ4社、IOWN活用の次世代オフィス検証、遠隔ICT環境で生産性向上へ
- 2026/3/5 08:47
- IR企業情報

■GPUなど高度ICT機器をオフィス外に集約、超低遅延ネットワークで遠隔利用
NTT<9432>(東証プライム)グループのNTTドコモビジネス、NTTドコモソリューションズ、NTTアーバンソリューションズ、NTTファシリティーズの4社は3月4日、次世代ネットワーク「IOWN APN」を活用した新たなオフィスモデルの検証結果を発表した。高度なICT機器をオフィス外のデータセンターに集約し、遠隔利用することで、オフィスの省電力化と快適な働き方の実現をめざす取り組みである。
近年、建設・設計分野のBIM活用やゲーム・映像分野の高度映像処理、製造業におけるAI活用など、高度な計算資源を必要とする業務が拡大している。一方、GPUマシンなどの高性能機器をオフィス内で運用するには、電力消費や発熱対策、設置スペース確保などの設備負担が増大している。こうした課題に対し、IOWN APNによる超低遅延・高速通信を活用し、データセンターに機器を集約してオフィスから遠隔利用する構成の有効性を検証した。
検証では、NTTドコモソリューションズの都内データセンターと、秋葉原UDXの「未来のオフィス 4×SCENE」、田町グランパークの共創空間「FL@T」を接続。100Gbps回線による非圧縮映像伝送、10Gbps回線による圧縮映像伝送、一般的なインターネット回線の3構成を比較した。ゲーム制作や建設・設計など計10社が参加し、映像品質や反応速度、業務活用可能性などを評価した結果、IOWN APN100Gbpsおよび10Gbpsの双方で90%以上が高評価となった。
さらに、サーバー室をオフィス外へ集約することで、約50平方メートルのサーバー室削減により年間約50トン相当のCO2排出量削減効果が見込まれると試算した。オフィス空間の再設計や高度ICT環境の整備による人材獲得効果についても80%以上が支持した。今後は共創ワークプレイス「OPEN HUB Park」に検証環境を展示し、企業の声を取り入れながら本格導入を検討する。NTTが掲げる次世代通信基盤「IOWN」を活用し、超低消費電力社会を実現する「光の街」構想に向けた技術・ビジネス検討も進める方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)























