【どう見るこの株】日神グループホールディングス、今期業績を再上方修正、建設事業の高採算受注で利益拡大
- 2026/3/6 08:21
- どう見るこの株

■株価反発し昨年来高値視野、内需割安株買いが再燃
日神グループホールディングス<8881>(東証プライム)は、前日5日に29円高の792円と4営業日ぶりに反発して引け、取引時間中には800円にタッチする場面があり、今年2月5日につけた昨年来高値836円を視野に捉えた。同社株は、昨年11月7日に続いて今年2月6に今2026年3月期業績の再上方修正と増配を発表しており、これを見直しディフェンシブ系のバリュー株買いが再燃した。株式需給的にも、足元の下値調整で積み上がっていた信用買い残が整理される一方で信用売り残がやや積み上がり、信用取組倍率が1.54倍と拮抗していることも、側面支援材料視されている。
■建設事業の特命方式の受注比率が想定を上回り利益率がアップ
同社の今3月期業績は、今期第2四半期(2025年4月~9月期、2Q)決算発表時の昨年10月に期初予想が上方修正されたが、今年2月の今期第3四半期(2025年4月~12月期、3Q)決算発表時にその増額業績が再上方修正された。売り上げは10月の増額値より10億円、利益が各2億円引き上げられたもので、売り上げ860億円(前期比12.8%増)、営業利益55億円(同59.5%増)、経常利益49億円(同59.6%増)、純利益33億円(同60.4%増)と見込み、減収減益着地した前期業績に対するⅤ字回復をより鮮明化させる。再上方修正要因は、前回修正時と同様に建設事業セグメントで特命方式(提案型)による受注比率が期初予想に比べて大幅に上昇し、利益率がアップし、これが今期3Qも継続したことによる。なお3Qの不動産販売事業の売り上げは、158億7529億円(前年同期比96.5%増)と大きく伸び、建設事業の売り上げも285億2700万円(同4.8%増)と堅調に推移した。
今期配当は、業績再上方修正に伴い配当性向を50%以上とする配当方針に基づき年間を期初予想の23円から35円(前期実績23円)へ大幅増配を予定している。このほか株主還元策では株主優待制度の変更も発表している。
■PER11倍、配当利回り4.4%と割安で信用好取組もオンして2018年高値を目指す
株価は、25日移動平均線にサポートされて着実に下値を切り上げ、昨年11月の今期業績の上方修正では750円と上値を伸ばし年明け後には昨年来高値836円まで買い進まれた。ただ今期業績の再上方修正・増配では衆議院選挙の政治イベントと重なり材料出尽くしから780円と下ぶれ、米国、イスラエルのイラン攻撃、イランの報復攻撃による地政学リスク懸念の高まりでは750円と25日線を下にブレークするダメ押しとなった。この下値調整では183万株超と積み上がっていた信用買い残が39万超まで整理され、逆に売り残はやや積み上がり信用倍率は1.54倍と好取組となった。PERも11.2倍、配当利回りも4.41%と割安であり、昨年来高値抜けから次の上値フシとして2018年1月高値1005円を目指そう。(情報提供:日本インタビュ新聞・インベストメントナビゲーター:株式投資情報編集長=浅妻昭治)






















