【どう見るこの株】東京ディズニーリゾート運営のオリエンタルランドは調整一巡

■22年3月期は新型コロナ影響の緩和期待

 オリエンタルランド<4661>(東1)は、国内屈指の人気テーマパークである東京ディズニーリゾートを運営している。22年3月期連結業績予想については未定としている。期後半に向けて新型コロナウイルの影響が和らぐことを期待したい。株価は2月の上場来高値圏から反落したが、調整一巡して急反発している。出直りを期待したい。

■国内屈指の人気テーマパーク「東京ディズニーリゾート」を運営

 米国ウォルト・ディズニー(現ディズニー・エンタプライゼズ)とライセンス契約締結し、東京ベイエリアの千葉県浦安市舞浜地区で、国内屈指の人気テーマパークである東京ディズニーリゾート(1983年開業の東京ディズニーランド、2001年開業の東京ディズニーシー)を運営している。周辺事業としてホテル、商業施設イクスピアリ、モノレール「ディズニーリゾートライン」も展開している。

 施設全体のクオリティを高めるため、積極的な設備投資による新アトラクションの導入、多様なイベントの実施、従業員教育徹底による高レベルサービスの提供などを推進していることが特徴だ。また舞浜一極集中に伴うリスクへの対応として、20年6月には子会社オリエンタルランド・イノベーションズを設立している。

 20年9月には大型アトラクション「美女と野獣 魔法のものがたり」などを導入した東京ディズニーランド大規模開発エリアをオープンした。なお21年度下期にはディズニー/ピクサー映画「トイ・ストーリー」シリーズをテーマとするディズニーホテル(投資額約315億円)の開業を予定している。23年度開業予定の東京ディズニーシー大規模拡張プロジェクト(8番目のテーマポート:ファンタジースプリングス、投資額約2500億円)については、現時点で工事計画に変更ないが、開業スケジュールや投資額を再精査している。

■新型コロナ影響で22年3月期業績予想は未定

 21年3月期の連結業績は売上高が20年3月期比63.3%減の1705億81百万円、営業利益が459億89百万円の赤字(20年3月期は968億62百万円の黒字)、経常利益が492億05百万円の赤字(同980億62百万円の黒字)、そして親会社株主帰属当期純利益が541億90百万円の赤字(同622億17百万円の黒字)だった。

 新型コロナウイルス感染症拡大に伴う臨時休業・営業時間短縮・入園者数制限の影響で大幅減収・赤字だった。入園者数は73.9%減の756万人だった。なおゲスト1人当たり売上高は17.5%増の1万3642円となった。入園券種限定、チケット価格改定、新規エリア関連消費(商品・飲食販売)の増加などが寄与した。

 22年3月期連結業績予想については未定としている。直近では千葉県によるまん延防止等重点措置の再延長を踏まえて、6月20日まで両パークの運営時間を引き続き午前10時から午後7時までとしている。ただし年間を通じて安全・安心を担保できる入園者数の上限設定、ゲスト1人当たり売上高向上施策の継続検討、入園者数水準に合わせた効率化などを推進する。期後半に向けて新型コロナウイルの影響が和らぐことを期待したい。

■株価は急反発

 株価は2月の上場来高値圏から反落したが、調整一巡して5月の直近安値圏から急反発している。出直りを期待したい。5月31日の終値は1万6310円、時価総額は約5兆9317億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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