ベステラ、27年1月期も大幅営業・経常増益予想、大型工事着工と老朽化プラント需要が収益を牽引

(決算速報)
 ベステラ<1433>(東証プライム)は3月12日に26年1月期連結業績を発表した。大幅増益だった。大型工事が順調に進捗し、積算体制整備による売上総利益率改善も寄与した。当期純利益については政策保有株式売却益計上や特別損失減少も寄与した。そして27年1月期も大幅営業・経常増益予想としている。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は地合い悪化も影響して昨年来高値圏から反落の形となったが、好業績や高配当利回りを評価して戻りを試す展開を期待したい。

■26年1月期大幅増益、27年1月期も大幅営業・経常増益予想

 26年1月期の連結業績は売上高が前期比2.2%増の111億40百万円、営業利益が98.3%増の7億41百万円、経常利益が29.0%増の7億63百万円、そして親会社株主帰属当期純利益が78.8%増の7億32百万円だった。受注工事高は13.3%増の121億32百万円、期末受注残高は18.3%増の85億12百万円となった。配当は、上場10周年記念配当10円を含めて前期比20円増配の40円(第2四半期末15円、期末25円=普通配当15円+上場10周年記念配当10円)とした。配当性向は49.2%となる。

 大幅増益だった。大型工事が順調に進捗し、積算体制整備による売上総利益率改善も寄与した。親会社株主帰属当期純利益については政策保有株式売却益計上や特別損失減少も寄与した。前回予想(25年9月9日付の下方修正値)との比較では、売上高は8億59百万円下回ったが、営業利益は41百万円、経常利益は63百万円、親会社株主帰属当期純利益は1億82百万円上回った。

 完成工事高は2.1%増の108億18百万円、完成工事総利益は19.2%増の21億68百万円、完成工事売上総利益率は2.8ポイント上昇して20.0%となった。兼業売上高は6.5%増の3億22百万円、兼業事業売上総利益は3.8%減の69百万円、兼業事業売上総利益率は2.3ポイント低下して21.6%となった。

 完成工事高の業種別構成比は電力が12%、製鉄が36%、石油・石化が33%、ガスが1%、3Dが1%、環境が7%、その他が10%で、受注残高の業種別構成比は電力が21%、製鉄が50%、石油・石化が16%、ガスが2%、3Dが1%、環境が3%、その他が7%だった。

 なお全社ベースの業績を四半期別に見ると、第1四半期は売上高25億31百万円で営業利益1億33百万円、第2四半期は売上高25億69百万円で営業利益93百万円、第3四半期は売上高29億68百万円で営業利益3億09百万円、第4四半期は売上高30億72百万円で営業利益2億06百万円だった。

 27年1月期の連結業績予想は売上高が前期比16.7%増の130億円、営業利益が34.9%増の10億円、経常利益が33.6%増の10億20百万円、親会社株主帰属当期純利益が4.5%減の7億円としている。配当予想は前期と同額の40円(第2四半期末15円、期末25円)としている。予想配当性向は50.6%となる。

 親会社株主帰属当期純利益については政策保有株式の売却益を見込まず減益だが、大型工事が牽引して大幅増収、大幅営業・経常増益予想としている。なお前期受注した長期大型案件を下期より着工するため下期偏重の見込みとしている。老朽化プラント解体工事の増加で中期的に市場環境は良好であり、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。

■株価は戻り試す

 株価は地合い悪化も影響して昨年来高値圏から反落の形となったが、好業績や高配当利回りを評価して戻りを試す展開を期待したい。3月13日の終値は1168円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS79円00銭で算出)は約15倍、今期予想配当利回り(会社予想の40円で算出)は約3.4%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS609円14銭で算出)は約1.9倍、時価総額は約109億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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