【話題】ニュース証券:「2015年を振り返って」&、「2016年の展望」

グエンとチョウのベトナム株式セミナー

■過ぎた材料~プラス「3」「プラス&マイナス」そして「マイナス」が

 今回は、ベトナム市場の「2015年を振り返って」、「2016年の展望」を試みる「セミナ―」となった。

 2015年を振り返ると、プラス材料では、「外国人出資規制の撤廃」(9月)、TPP交渉が大筋合意(10月)、2015年の実質GDP成長率推定値が、同国の国会承認成長率目標プラス6.2%を上回り、プラス6.68%と過去5年間の最高値(12月)とマーケットが好反応する場面があった。

 また、原油のグローバル価格の下落が、消費者物価の安定寄与しプラスに、原油の輸出減による歳入減「ペトロベトナム・Gの業績悪化に伴う税収減でマイナスなと、対象によりプラス・マイナスいずれかに働いた。

 マイナス材料は、FRBが政策金利引き上げに正先転換(12月)を実施がある。

 その結果、ホーチミン証取の外国人の純売越額は、11,12,2016年1月と毎月拡大、VN指数下落の要因となった。

 2016年の展望では、当初は、昨年の流れを引き継ぐ予想が、ズン首相の引退ニュースで波乱要因にも。

 2009年の首相就任以来、国内経済の開放、証券市場の改革を推し進めた中心人物だけに5月発足のベトナム新指導部が、これまでの改革路線を踏襲するのかなどが今後の焦点に!

※ニュース証券(渋谷区)では、投資家向け動画に「グエンとチョウのベトナム株式セミナー」シリーズを今回をもって終了することになりました。沢山の皆さんのご愛聴有難うございました。


「グエンとチョウのベトナム株式セミナー 第36回(最終回)」(2016年のベトナム株式市場見通し)
https://www.youtube.com/watch?v=p5wUga5-rxg&feature=youtu.be

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る