クリーク・アンド・リバー社はアイデアレンズ社等と合弁会社を設立することで基本合意

■VR、ARの日本市場への進出、及び日本コンテンツの中国展開を図る

 クリーク・アンド・リバー社<4763>(東2)は7日、アイデアレンズ社と同社の筆頭株主である投資ファンドNewMargin Venturesのパートナーである王涵氏とVR、ARの日本市場への進出、及び日本コンテンツの中国展開を図るために、共同出資による合弁会社を設立することで基本合意したと発表。

 VR、ARの日本市場は、現在はゲーム・映画・ライブの映像コンテンツ等、エンタテイメント分野を中心に活用されているが、近い将来は、医療や建築、ファッション、教育等様々な分野への展開が進むと予測されている。

 当社は、今後、VR、AR技術とプロフェッショナルの持つアイデアを融合させることで、新たな商品・サービスの創出が可能と見込んでいる。

 このような状況の中で、VR関連製品機器の企画・開発・販売のアイデアレンズ製品の日本における独占販売やマーケティング、及びプラットフォーム開発、コンテンツ配信を行うことを目的に、アイデアレンズ社とアイデアレンズ社の筆頭株主である投資ファンドのパートナーである王涵氏と話し合い、共同出資による合弁会社を設立することで合意した。

 アイデアレンズ社は、VR専用OS搭載のケーブルレス(PC・スマホなど接続不用)一体型VRデバイスの量産化を世界で初めて実現した企業である。ワイヤレスで、WiFi環境の整ったところではどこでも、VR、ARの画像を見ることが出来るため、日本での普及は急速に進むものと思われる。

 当社は、今後、配信事業の基幹となるプラットフォームの開発を行い、コンテンツの配信に向けた取組を進めるものと予想される。

 また、同日、場中に当社の第1四半期業績が発表されたが、増収ながら減益であったことから、株価は一時ストップ安となった。しかし、第1四半期の売上高は、過去最高で事業は順調に進んでいるといえる。
 ただ、利益面では、事業の拡大が進んでいることから、人件費、先行投資が嵩んで、減益となった。
 通期連結業績予想は、当初予想通りの最高益更新を見込んでいる。

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