ファーストリテイリングの第3四半期発表、前回より利益が改善、株価見直しにつながるか

ユニクロ

 ユニクロを展開するファーストリテイリング<9983>(東1・100株)は、2016年8月期第3四半期(9~5月)決算を発表。売上高1兆4346億(前年同期比6.4%増)、営業利益1458億(同23.0%減)、純利益710億1000万円(同46.4%減)。

 第2四半期決算の時は前年同期比較で、売上高が6.5%増、営業利益が33.8%減、経常利益が55.1%減だった。比較すると、第3四半期決算の売上は横ばいだが、利益面では改善がみられた。国内事業で、ウィメンズを中心としてトレンド商品やスポーツキャンペーン商品が好調で既存店売上高がプラスに転じた。ただ、客数減を客単価増で補っている状況は続いている。

 株価は7月14日終値で27660円。7月6日には年初来安値25305円をつけるなど、上値は重い。一方で2015年7月の高値、61970円からは55%以上の下落率で底打ち感もある。「改善の兆し」と判断され底上げとなるかどうか、明日移行の動きに注目したい。

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