ロート製薬は第3四半期の進ちょく率が高く年初来の高値を回復

株式市場 銘柄

■業績の好調さに加え信用売り残が高水準で注目する様子も

 ロート製薬<4527>(東1)は9日の後場寄り後に一段高の2086円(103円高)をつけ、2017年に入っての高値を更新した。8日の取引終了後に第3四半期の連結決算(2016年4~12月)を発表し、営業利益は前年同期比4.5%増加した程度だったが、3月通期予想額の95%を確保したほか、純利益は通期の予想額を超過。あらためて見直す動きが広がっている。

 業績の好調さに加え、信用取引の残高を見ると売り残が買い残の3倍を超える高水準になっている点に注目する様子もある。株価がこのまま上値を追うと売り建て玉を買い戻す動きが増加する可能性が出てくることになり、売り残が多いため買い戻しの圧力も強くなる可能性があり、株価を押し上げる要因として無視できないとの見方もある。

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