小野薬品は反落だが持ち直す、期待の新薬に厚労省が指針と伝わる

株式市場 銘柄

■がん免疫薬「オプジーボ」

 小野薬品工業<4528>(東1・売買単位100株)は21日の10時にかけて4%安の3920円(155円安)前後で推移し、取引開始後の190円安から持ち直している。「厚生労働省が高額薬の適正投与へ指針」(21日付日本経済新聞朝刊)と伝えられ、「指針対象とする最初の新薬はオプジーボ」と同社の新薬が名指しされたため投資家の中にはとまどう様子があるようだ。

 ただ、記事には「1人あたり年3500万円の超高額薬だが、手術のできない末期がん患者にも劇的な効果があると期待される」ともあり、売りは取引開始後まもなく一巡したとの見方がある。期待の新薬として注目度が高いだけに、この下げを絶好の仕込み場ととらえる投資家もあるようだ。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る