【業績でみる株価】日本化学工業はモミ合い上放れ期待、17年3月期第1四半期大幅増益で通期増額余地

 日本化学工業<4092>(東1)が8月8日発表した17年3月期第1四半期連結業績は大幅増益だった。通期は横ばい予想だが、第1四半期の進捗率が高水準であり、通期増額余地がありそうだ。株価は安値圏モミ合いだが、好業績を評価して上放れの展開が期待される。

■第1四半期大幅増益、通期横ばい予想だが増額余地

 8月8日発表した17年3月期第1四半期連結業績は前年同期比7.3%減収だが、利益は36.0%営業増益、27.2%経常増益、22.1%最終増益と大幅増益だった。鉄鋼や液晶・半導体向けの需要が低調だったが、円高メリットによる輸入原材料価格低下やコスト削減効果で原価率が大幅改善した。販管費抑制も寄与した。

 通期会社予想は据え置いて0.1%増収、1.4%営業増益、1.4%経常増益、1.5%最終増益としている。横ばい予想だが、通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が22.8%、営業利益が32.4%、経常利益が31.4%、純利益が27.6%と利益進捗率が高水準である。通期増額余地がありそうだ。

■株価はモミ合い上放れ期待

 株価は安値圏200円近辺でモミ合う形だが、2月の年初来安値173円を割り込むことなく調整一巡感を強めている。好業績を評価してモミ合い上放れの展開が期待される。

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