久世の第1四半期は減収ながら大幅増益のV字回復で黒字転換

■最終利益は既に第2四半期予想を上回る

 外食・中食産業向け業務用食材の卸売事業を展開する久世<2708>(JQS)の第1四半期は、減収ながら大幅増益のV字回復で黒字転換となった。

 第1四半期の売上高は、大口取引先との契約を解消したことで、減収となったものの、新規得意先の開拓及び既存得意先との関係強化、提案営業 を重視した営業体制の一層の整備と推進、徹底した物流業務の効率化による物流費の削減、物流システムの導入や 業務見直しによる品質向上を積極的に進めた。

 その結果、第1四半期連結業績は、売上高148億09百万円(前年同期比10.3%減)、営業利益72百万円(前年同期△1億30百万円)、経常利益1億15百万円(同△90百万円)、純利益89百万円(同△63百万円)であった。

 第2四半期業績予想に対する進捗率は、売上高48.1%、営業利益72.0%、経常利益95.8%、純利益110.0%と売上高はともかく、利益面で最終利益は既に第2四半期予想を上回った。

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