【注目銘柄】ヤマダ電機は4Kテレビの販売好調、割安感がある

ヤマダ電機 9831

 ヤマダ電機<9831>(東1)は、4Kテレビの販売好調、割安感がある銘柄として注目したい。

 同社グループは、経営理念に「創造と挑戦」「感謝と信頼」を掲げ、企業の成長と発展のために常にイノベーションを発揮し続けている。創業時を「第一の創業期」、混売店から量販店に移行した時を「第二の創業期」とし、現在を「第三の創業期」と位置付け、これまで一歩先を見据えた経営の積極的な推進と、着実な資本政策の実行による財務本質の強化、経営資源の基盤強化により成長を続けている。

 本年4月1日から3人の代表取締役体制のもと、「新規ビジネスの開発と推進」「各種構造改革の強化・推進」「既存ビジネスの強化」で日本最大級のネットワーク・サービスのIoT企業として、5,000万件を超す各種会員のビッグデータの分析による「ゆりかごから墓場まで」の新たなサービス開拓と提案、「モノ(商品)からコト(サービス)、モノ+コト」の提案を強化し、将来における持続的成長・発展のため、様々な挑戦を続けている。

 今2017年3月期第2四半期業績予想は、売上高が7890億円(前年同期比2.0%減)、営業利益が232億円(同11.6%増)、経常利益が276億円(同10.7%増)、純利益が127億円(同0.3%増)を見込んでいる。

 通期業績予想は、売上高が1兆6330億円(前期比1.3%増)、営業利益が714億円(同22.8%増)、経常利益が800億円(同27.5%増)、純利益が425億円(同39.8%増)を見込んでいる。配当は期末一括16円(同4円増)を予定している。

 株価は、3月8日につけた年初来の高値609円から5月26日安値484円まで調整を挟んで7月14日高値570円と買い直された後、9月1日安値478円と下げて上昇。ミニゴールデンクロスを示現し、出直る気配を見せている。テレビの大型化や4Kテレビの需要増加に伴う単価の上昇が続き販売台数にも回復傾向が見られ今17年3月期第1四半期業績は営業利益が64億0900万円(前年同期比2.5倍)と好調。今期予想PER9倍台・PBR0.76倍と割安感があり、配当利回り3.2%と利回り妙味もソコソコある。水準訂正高が続くか注目したい。(N)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る