【業績でみる株価】ライフフーズは17年2月期第2四半期累計2桁増益、進捗率高水準で通期増額余地

 ライフフーズ<3065>(JQ)が10月13日発表した17年2月期第2四半期累計(3~8月)非連結業績は2桁営業増益だった。既存店の好調で進捗率が高水準であり、通期予想に増額余地がありそうだ。株価は年初来高値圏でモミ合う形だが、好業績を評価して上放れが期待される。

 17年2月期第2四半期累計非連結業績は売上高が前年同期比1.6%増の66億94百万円、営業利益が同19.2%増の2億62百万円、経常利益が同17.6%増の2億90百万円、純利益が同7.9%減の1億51百万円だった。特別損失計上で最終減益だが、低価格定食屋業態「街かど屋」を中心に既存店が好調に推移して2桁営業増益・経常増益だった。

 通期の非連結業績予想は前回予想(4月18日公表)を据え置いて、売上高が前期比1.8%増の132億61百万円、営業利益が同5.1%増の4億32百万円、経常利益が同3.4%増の4億85百万円、純利益が同0.5%増の2億50百万円としている。通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が50.5%、営業利益が60.7%、経常利益が59.8%、純利益が60.4%と高水準である。期初時点で上期偏重の計画だったが、既存店の好調で通期予想に増額余地がありそうだ。

 株価は年初来高値圏300円~320円近辺のレンジでモミ合う形だ。ただし煮詰まり感を強めている。好業績を評価してモミ合い上放れが期待され、15年7月高値355円を目指す展開だろう。

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