大建工業は5連騰、15年9月につけた高値を更新

株式市場 銘柄

■17年3月期第2四半期累計の利益予想を増額修正、通期も増額の可能性

 大建工業<7905>(東1)は20日、33円高の2185円まで上げて年初来高値更新し5日続伸している。15年9月につけた高値も更新し、好業績を評価して上値を試す展開となっている。同社は17日に17年3月期第2四半期累計(4~9月)利益予想の増額修正を発表した。通期予想は据え置いたが増額の可能性が高いだろう。

 17年3月期第2四半期累計の連結業績予想は、前回予想(5月11日公表)に対して、売上高は据え置いて前年同期比1.6%増の830億円、営業利益を10億円増額して同55.0%増の38億円、経常利益を10億円増額して同62.6%増の40億円、純利益を8億円増額して同3.5%増の27億円とした。売上面は概ね順調に推移し、利益面では原材料やエネルギー関連のコストダウンがエコ事業を中心に寄与して利益率が改善した。営業利益と経常利益は増益幅が拡大し、純利益は減益予想から一転して増益予想となった。

 通期の連結業績予想については前回予想(5月11日公表)を据え置いて、売上高が前期比2.3%増の1720億円、営業利益が同7.4%増の60億円、経常利益が同19.3%増の63億円、純利益が同0.3%増の40億円としている。通期予想に対する修正後の第2四半期累計の進捗率は、売上高が48.3%、営業利益が63.3%、経常利益が63.5%、純利益が67.5%と高水準である。通期予想も増額の可能性が高いだろう。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■山口県周南市で始動、燃料電池の定置型電源活用で脱炭素電力供給を検証  ホンダ<7267>(東証プ…
  2. ■LINEリサーチ発表、上半期トレンド総括と最新6月期の動向  LINEヤフー<4689>(東証プ…
  3. ■休廃業・解散は減少も淘汰続く、新興市場の課題鮮明に  東京商工リサーチは7月31日、国内ドローン…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物関連株、最高値更新で安全資産需要が強まる  日本取引所グループ<8697>は9月24日、今…
  2. ■石破首相辞任表明後も市場は急落回避、投資家の買い意欲継続  「一寸先」は、不確実で予測が難しい。…
  3. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  4. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  5. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  6. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る