【株式市場】日経平均は8日ぶりに反落するがTOPIXは12日続伸し新興市場も高い

株式

◆日経平均の前引けは1万8356円89銭(24円33銭安)、TOPIXは1469.58ポイント(5.05ポイント高)、出来高概算(東証1部)は21億8569万株

チャート11 28日後場の東京株式市場は、円相場が朝から久々に反発したまま1ドル111円台で推移したためトヨタ自動車<7203>(東1)などが前場に続いて軟調に推移し、日経平均も8営業日ぶりの反落となった。ただ、大手銀行株や証券株などは堅調で、時価総額の大きい銘柄の影響が強いTOPIX(東証株価指数)は13時頃から堅調に転換して12日続伸となった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も高い。

 大成建設<1801>(東1)などの建設株が道路などの点検補修需要などに期待とされて後場も強く、三菱商事<8058>(東1)などの大手商社株もが対ロ経済協力関連株人気などとされて堅調。オーイズミ<6428>(東1)などのカジノ関連株も法案審議入りの期待再燃などから活況高。東京都競馬<9672>(東1)は敷地の一部を保育園に提供することなどが好感されて高い。モバイルファクトリー<3912>(東マ)は大ヒット中のアニメ映画「君の名は。」とのタイアップキャンペーンなどが好感されて上げ、フジプレアム<4237>(JQS)は着色や色素による発色ではなく折率の異なる違うフィルムを複雑に重ねることで発色する構造色の開発に関連との見方がありストップ高。

 東証1部の出来高概算は21億8569万株(前引けは10億999万株)、売買代金は2兆3546億円(同1兆1152億円)。1部上場1989銘柄のうち、値上がり銘柄数は1343(前引けは806)銘柄、値下がり銘柄数は534(同1052)銘柄。

 また、東証33業種別指数は25業種(前引けは8業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、電力・ガス、銀行、建設、卸売り、鉄鋼、情報・通信、その他金融、金属製品、などだった。

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