【株式市場】大手不動産株や主力株の一角が強く日経平均は9日続伸しTOPIXは7日続伸

株式

◆日経平均は2万1988円29銭(228円68銭高)、TOPIXは1609.87ポイント(14.77ポイント高)、出来高概算(東証1部)はSQ算出分が加わり18億68万株

チャート13

 9月13日(金)後場の東京株式市場は、為替が引き続き円安のまま推移し、日経平均はほぼまえ引けと同水準の187円高で始まった。大手不動産株や倉庫株が金利低下期待などで一段とジリ高傾向となり、前場は重かったトヨタ自動車<7203>(東1)は徐々にジリ高傾向、前場は安かったキヤノン<7751>(東1)は一気に堅調に転じてジリ高。主力株が強いため、日経平均は大引けにかけて260円05銭高(2万2019円66銭)まで上げ、取引時間中としては5月7日以来の2万2000円台乗せとなった。となった。

 日経平均は大引けも上げ幅200円台を保ち9日続伸。TOPIX、JPX日経400、東証2部指数、日経JASDAQ平均は7日続伸。マザーズ指数は2日続落。

 後場は、澁澤倉庫<9304>(東1)が金利低下期待や2021年のNHK大河ドラマに渋沢栄一の生涯が描かれることなどで一段と強張り、JMACS<5817>(東2)は千葉・房総の台風災害を受け電柱に特需の期待とされてストップ高を継続、AmidAホールディングス<7671>(東マ)は初入閣した竹本直一科学技術・IT担当相が公的書類についてIT化とともに押印(ハンコ)も重視する方針とされて後場急伸ストップ高。アイビー化粧品<4918>(JQS)は黒ニンジンに関する特許が言われてストップ高。

 東証1部の出来高概算はSQ算出分が加わったため18億68万株(前引けは10億5130万株)、売買代金は3兆3348億円(同1兆9517億円)。1部上場2151銘柄のうち、値上がり銘柄数は1555(同1078)銘柄、値下がり銘柄数は527(同944)銘柄。

 また、東証33業種別指数は証券・商品先物を除く32業種(前引けは24業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、不動産、繊維製品、水産・農林、陸運、パルプ・紙、電力・ガス、サービス、医薬品、その他製品などとなった。(HC)

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