【株式市場】中国株など気にし全体は大幅反落だが新規上場銘柄は買い気配

株式市場 日経平均株価

◆日経平均の前引けは2万67円59銭(309円00銭安)、TOPIXは1616.91ポイント(30.32ポイント安)、出来高概算(東証1部)は13億9606万株

チャート14 8日前場の東京株式市場は、外為市場でユーロ安・円高が再燃したほか、上海株式が取引開始後に総合指数で8%の急落と伝えられたため株価指数の先物主導で下げが拡大し、日経平均は大幅反落となり11時過ぎに359円79銭安(2万16円80銭)まで下げる場面があった。東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均ともに反落した。

 中で、林兼産業<2286>(東1)米久<2290>(東1)などがTPP(環太平洋経済連携協定)交渉の再開に向けた期待などから値上がり率上位に進み、住友大阪セメント<5232>(東1)は東京五輪に向けた新国立競技場の工事費増加の期待などが言われて続伸。グリーンランドリゾート<9656>(東2)は「明治日本の産業革命遺産」効果に期待とされて3日連続ストップ高。アプリックスIPホールディングス<3727>(東マ)は近距離情報伝達システムが欧州の芳香剤大手に採用とされてストップ高。

 本日新規上場のクレステック<7812>(JQS・売買単位100株)は前場、買い気配のまま初値がつかず、公開価格960円を70%上回る1632円の買い気配となっている。

 東証1部の出来高概算は13億9606万株、売買代金は1兆4179億円。1部上場1888銘柄のうち、値上がり銘柄数は147銘柄、値下がり銘柄数は1680銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりしたのは海運1業種のみとなり、値下がり率の小さい業種を見ると、鉱業、ゴム製品、食料品、陸運、その他製品、医薬品、石油・石炭、などとなった。

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