【銘柄フラッシュ】ゼンリンなど急伸しサイジニアなどAI(人工知能)関連株も活況高

株式市場 銘柄

 5日は、AI(人工知能)関連株や有機EL関連株、ビットコイン関連株の一角が急動意となり、ビットコイン送金サービスを行うセレス<3696>(東1)が6.8%高、AI(人工知能)関連株のサイジニア<6031>(東マ)はストップ高の20.0%高、有機EL関連株の東洋合成工業<4970>(JQS)は8.1%%高。

 米国で開幕した世界最大の家電・エレクトロニクス展示会「CES」(コンシューマー・エレクトロニクスショー)に、ホンダ<7267>(東1)がAI(人工知能)技術を活用した「感情エンジン」によるコンセプトカー「NeuV(ニューヴィー)」を出展したことや、ソニー<6758>(東1)は4K有機ELテレビ「ブラビア『A1Eシリーズ』」を発表したことなどが材料視された。
 
 東証1部の値上がり率1位はゼンリン<9474>(東1)となり、米社と高精度地図などで提携とされてストップ高の23.6%高。2位はソラスト<6197>(東1)となり、いちよし証券が目標株価1800円で注目開始とされて10.1%高の急伸。3位はウィルグループ<6089>(東1)となり政府の「働き方改革」に乗る銘柄として9.9%高。

 シャープ<6753>(東2)は午後、合弁会社・堺ディスプレイプロダクトの株式上場観測報道が伝えられ、一段高となって10.9%高。図研エルミック<4770>(東2)ルネサスエレクトロニクス<6723>(東1)向けに実績があり、ルネサスエレが運転手のいない完全自動運転の試作車を米国で開幕した家電・エレクトロニクス展示会「CES」に出展とされて思惑や期待が強まったとの見方がありストップ高の18.1%高。エイジア<2352>(東2)はAI(人工知能)関連株ということで5.1%高。

 ITbook<3742>(東マ)はマイナンバーを記入した法定調書などの本格開始などが材料視されてストップ高の20.0%高。リネットジャパン<3556>(東マ)は廃家電や貴金属回収事業が小池東京都知事の回収貴金属資源による五輪メダル製造構想に乗るとされ2日連続ストップ高の18.5%高。メディア工房<3815>(東マ)はKDDIのauスマートパス「アプリ取り放題」「厳選コンテンツ」」に人気ゲームアプリをリリースとの発表などが好感されてストップ高の16.2%高。

 ユビキタス<3858>(JQS)は通信ナンバー「020」で始まるIoT家電専用の通信番号を携帯電話大手3社が開始と伝えられてIoT時代の到来が早まる期待が強まり急伸。原田工業<6904>(JQS)は先進運転支援システムなどが見直されて大きく高値を更新して11.2%高となった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る