【株式市場】円高など映し日経平均は反落だがTOPIXは続伸し主な株価指数も高い

株式

◆日経平均の終値は1万9544円70銭(49円46銭安)、TOPIXは1555.05ポイント(0.57ポイント高)、出来高概算(東証1部)は10億84万株

チャート11 5日後場の東京株式市場は、引き続き円相場が強含んだことなどが影響し、前場は高かった村田製作所<6981>(東1)が13時頃から軟調に転換するなど、円安歓迎銘柄の中に重い銘柄が見られる展開になった。日経平均は14時過ぎに120円88銭安(1万9473円28銭)まで軟化して一進一退となった。ただ、前場に続いてTOPIXは堅調に推移し、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均なども高い。

 後場は、富士通<6702>(東1)がグループ会社の一部株式売却益などに関する思惑が言われて一段高となり、ソフトバンクグループ<9984>(東1)は同社が設立するテクノロジー産業基金に米アップル社が10億ドルを拠出との通信社報道などが材料視されて一段ジリ高。ゼンリン<9474>(東1)は自動運転技術に関連する提携などが好感されて一段高のストップ高。シャープ<6753>(東2)は合弁会社・堺ディスプレイプロダクトの上場観測などが言われて連日高値。メディア工房<3815>(東マ)はKDDIのauスマートパス「アプリ取り放題」「厳選コンテンツ」」に人気ゲームアプリをリリースとの発表などが好感されてストップ高。ユビキタス<3858>(JQS)は通信ナンバー「020」で始まるIoT家電専用の通信番号を携帯電話大手3社が開始と伝えられてIoT時代の到来が早まる期待が強まり急伸。

 東証1部の出来高概算は20億4638万株(前引けは10億84万株)、売買代金は2兆4359億円(同1兆1337億円)。1部上場2004銘柄のうち、値上がり銘柄数は979(同920)銘柄、値下がり銘柄数は863(936)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は13業種(前引けは11業種)となり、値上がり率上位の業種は、情報・通信、空運、サービス、医薬品、保険、海運、石油・石炭、小売り、銀行3、などが高い。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る