アイ・エス・ビーの第1四半期は、大幅増収増益となり、第2四半期業績予想利益を上回った

■昨年12月10に子会社化することを発表した株式会社アートおよびアートサービス株式会社が業績に貢献

 独立系情報サービスのアイ・エス・ビー<9702>(東1)の第1四半期は、大幅増収増益となり、第2四半期業績予想利益を上回った。

 17年12月期第1四半期連結業績は、売上高44億40百万円(前年同期比28.6%増)、営業利益3億52百万円(同282.4%増)、経常利益3億45百万円(同255.4%増)、純利益1億64百万円(同282.6%増)であった。

 第2四半期連結業績予想は、営業利益2億60百万円、経常利益2億70百万円、純利益1億60百万円なので、第1四半期で既に利益面では上回る結果となった。

 大幅増収増益の要因の一つとして、昨年12月10日に子会社化することを発表した株式会社アートおよびアートサービス株式会社が業績に貢献したものと思われる。

 ちなみに、株式会社アートの15年10月期の業績は、売上高25億54百万円、営業利益1億08百万円、経常利益84百万円、純利益18百万円であった。アートサービスの業績は、売上高10億07百万円、営業利益36百万円、経常利益37百万円、純利益22百万円であった。

 大幅増収増益で、第2四半期業績予想の利益を既に上回っているものの、通期業績予想は、当初予想を据え置いている。

 通期業績予想に対する第1四半期の進捗率は、売上高26.1%、営業利益51.76%、経常利益49.3%、純利益39.0%であることから、利益面での上方修正が期待できる。

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