ITbook出直り強める、営業利益など今期も大幅拡大の見込みとし注目続く

株式市場 銘柄

■PERは高いが以前からの現象で割高と決めつけられないとの見方

 ITbook<3742>(東マ)は17日、続伸となって取引開始後に628円(36円高)をつけ、このところの出直り相場の高値に進んだ。15日に2017年3月期の連結決算を発表し、営業利益が前期比3.9倍にV字急回復したことなどが好感されている。

 17年3月期は、前年の1月に始まったマイナンバー制度に関連するコンサルティングや、これを契機とする同制度以外の分野の受注拡大などがあり、システム受託開発の受注も堅調に推移した。今期・18年3月期は、「IoT」分野での提案および実践的活用の支援を積極展開することなどにより、営業利益を42%増の見込みとし、純利益は61%増の見込みとした。予想1株利益は8円98銭のためPERは高いが、これは以前から同社株に特有のもので、単純に割高とは決めつけられないようだ。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る