神戸物産は今期第2四半期、通期業績予想の上方修正を発表

■一株当たり純利益は前期の174円46銭から324円81銭へ

 神戸物産<3038>(東1)は8日、今期第2四半期、通期業績予想の上方修正を発表した。利益面では大幅増益を見込む。

 17年10月期第2四半期連結業績予想は、売上高は前回を3億円、営業利益は18億円、経常利益は28億円、純利益は14億円当初予想を上回る見込みとなった。その結果、売上高1242億円(前年同期比4.4%増)、営業利益72億円(同43.1%増)、経常利益80億円(同178.9%増)、純利益44億円(同330.9%増)と大幅増益を見込む。

 主力事業である業務スーパー事業の新規出店が順調に進んだことによる新店効果や、上期の商品出荷実績が直轄エリアの既存店で102.3%、全店で105.6%を達成するなど順調に推移したことにより、売上高が当初予想を上回る見込みとなった。

 利益面については、増収効果に加え、価格だけではない魅力あるPB商品の開発に注力し、利益率が向上したことや、円安に対応するため、輸入商品の仕入れコストの一部をヘッジする目的で取り組んでいるデリバティブ関連の評価益が計上される見込みとなったことから、当初予想を大幅に上回る見通し。

 第2四半期が当初予想を大幅に上回る見込みとなったことから、通期業績予想も上方修正となった。

 通期連結業績予想の売上高は、前回予想通りだが、営業利益は18億円、経常利益は28億円、純利益は14億円当初予想を上回る見込み。その結果、売上高2524億円(前期比5.5%増)、営業利益138億円(同16.6%増)、経常利益144億円(同65.0%増)、純利益85億円(同86.4%増)となる。一株当たり純利益は、前期の174円46銭から324円81銭と大幅に増加する。

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